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「まずは家を借りる」

氣に入った地方が見つかって、仕事も見つかったら、家探しですね。

「田舎に行ったら、すぐに家を買って(建てて)そこで、広々と暮らすんだ」
と希望に胸をふくらませている方も多いと思いますが、
僕のアドバイスは、「まずは家を借りる」ということです。

それもイイカゲンに家を借りるのではなく、少なくとも1年間は住める家を
借りるのが良いと思います。

理由はいくつかあります。

1.実際に1年以上暮らしてみると、季節も含め、土地の特徴がわかってくる。
2.あせらずに探すことで、不動産屋や、地元工務店の評判がわかってくる。
3.地元に知り合いが出来てから、家を買う方がトラブルが少ない。
4.相場価格がわからないのに、いきなり土地・家を買うのはどうか?
5.最悪、田舎暮らしや、その土地が自分に合わないとわかったら、
  すぐに撤退できる。

などです。



さて、「家を借りた方がいいよ」と言っておきながら、こんなことを言うのは
無責任ですが、田舎の賃貸物件は少ないです。

僕の場合も、住みたい土地があったのですが、物件がまったく見つからず、
仕方なくニギヤカな方へ、と場所を移して探していきました。
(具体的には、八ヶ岳近辺から甲府の方へと移動していきました)

「田舎の過疎化」なんて言葉をよく聞くので、
「田舎には家を貸したいヒトがたくさんいるだろう」
なんて考えてしまうのですが、そんなことはありません。

特に一軒家の貸家は、数が少ないです。



具体的に考えてみましょう。



1.アパートを借りる

「田舎に来てまで、アパートを借りるなんて」と思うかもしれません。
でも、家を探すまでの「仮の宿」と思えば良いのでは?

アパートを借りる際は、「田舎だから安く借りられるだろう」という思い込み
を捨てることが大切です。

田舎でも、こぎれいなアパートの家賃は、都会と比べてもそんなに大きくは
変わりません。



2.一軒家を借りる

一軒家を借りる際にも、コネで借りる以外で安い物件があったら
何か理由があるはずです。

長い間人が住んでいなくて、リフォームが必要だったり、
水周りに手を入れないと住めなかったり、ということも考えられます。

また、家がキタナかったり、家の中が寒すぎる・暑すぎるということも
ありえます。

自分はガマンできても、家族はガマンできないかもしれません。
人間って、「生活のレベルダウン」には弱いものです。
(例えば、僕は、ウォシュレット無しのトイレではもうダメ。(軟弱者))



テーマから少し外れますが、
田舎暮らしに失敗するパターンで多いのは、
「自分が満足していても、家族が不満をもっている」場合があります。

物件を見に行く際には、必ず家族の意見を聞きましょうね。
(特に、家にいる時間が一番長いヒトの意見が大事)



「自分でリフォームするんだ!それが田舎暮らしぢゃないか!」
という考えもありますが、「Iターン」で田舎暮らしをすると考えると、
平日に仕事をしながら、余った時間でリフォームなんて結構大変です。

とにかく「安かろう、悪かろう」の住まいでは、田舎暮らしの楽しみも半減し
てしまうと思います。



それから、オマケですが、夏に避暑地で家探しをする時の注意です。
別荘風の貸家を借りる際には、よーくチェックをしてください。

「その建物が冬対策をしているか?」

八ヶ岳近辺でもそうですが、
冬対策を考えていない家(夏しか利用しない家ですね)が、よくあるのです。

雪に埋もれて身動きできない、なんてことにならないように氣をつけてくださいね。



3.公営住宅を借りる

公営住宅も空きは少ないようです。
公営住宅に申し込むには、
・その地に既に住んでいること
・所得が基準以下であること
など、Iターン者にとっては、キビしい入居条件が多いです。

しかし、地方によっては、Iターン家族受入れ用の公営住宅を用意している ところもあるし、過疎で借りてくれる人が少なくて困っているところもある ようです。
役所に問い合わせをしてみると良いです。

2005年1月17日

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「自分に合う仕事があるのか?」へ 続く 
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