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「田舎で家を探す(4)」

山梨遠征を終え、横浜のアパートに帰るとすぐに、妻に家情報を見せた。

撮ってきたビデオを見せたり、間取りを書いた紙を見せて、検討を重ねた。

その時、妻のオナカには2人目の子供がいたので、ある程度の家の広さは確保したかった。

候補物件の中のアパート3件は、どれも狭く、どちらかといえば夫婦2人用の住居だった。

「今ある家具を置けない」という妻の意見で却下。



残るは、一軒家の4物件だ。

1つは、川のそばで絶壁のような場所に立っていた。
野趣あふれる物件だったが、「子供が落ちたら大変」という妻の一言で却下。

2つ目は、築30年くらいの年季の入った物件。
これまた、「いかにも田舎暮らし!」という家で、
男としてはとてもワクワクするのだが、
「このトイレと、このオフロは、、、カンベン願いたい」
「それに、このキッチンでは料理が出来ない」
「こんなにボロのくせに家賃が高い」

散々の非難を受け、却下。

そして3つ目の物件。

僕が通う職場からは、だいぶ離れてしまうのだが、とてもキレイな家だ。
和風の造りで、庭もとてもキレイだった。
家賃も予算内におさまる。
買い物も歩いて行けそうだ。
妻はこの家が氣に入ったようだった。

ただ、僕としては、この家では「田舎に来た」という意味があまりないように思えた。

すぐ近くには県道があり、クルマがビュンビュン走っているし、
家から見る景色も、田舎らしい風情がまるでなかった。



そして、4つ目の物件。

僕が一番氣に入った家だ。

周りには田んぼがあり、周りは別荘として家を建てている人が多かったので、
とても静かな環境だった。
小さいけれど庭もあり、家も新しく、キレイで、ここなら申し分なかった。

ただ、問題は家賃だった。予算よりも2万円高い「10万円」。
横浜のアパートと変わらない家賃だった。

妻も一番氣に入っているようだったが、家賃のことが氣になるようだった。



横浜から山梨への引越しとなれば、引越し代もバカにならない。

当初、払わなければいけない敷金・礼金のことを考えると、家賃に対して
シビアになる氣持ちもわかった。



2週間後、妻を連れて、2つの物件を実際に山梨に見に行った。

そして、1週間の間、何度も話し合った結果・・・。

僕が一番氣に入った4つ目の家に決まった。

家賃は高かったが、田舎暮らしの一歩目で妥協はしたくなかったのだ。

「ちゃんと給料もらってくるのよ」と妻の目が光った。
(ような氣がした)(笑)



しかし、結局、この決断は正しかった。
会社との交渉の結果、うれしい事実がわかったのだ。

「借り上げ社宅制度」を使って、家賃の75%を会社が負担してくれることになった。 ありがとう、会社。
でも、「その分、ちゃんと働けよ」ってことだろうな。

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「田舎に引越し どうする?どうやる?」へ 続く 

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