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「お仕事と家族の問題(1)」

僕の仕事はSE(システム・エンジニア)だ。

転職した先の工場では、生産管理を担当することになった。
転職したばかりの頃は、まず今の仕組みがどうなっているかを知ることだった。

今の仕組みの改善をしながら、新しい仕組みをのせていくことになるのだが、
最初は、定時で帰れるくらいの余裕のある仕事量だった。



そんな仕事の中で、とにかく自分の居場所を作るために、
何か秀でたモノを持っている必要があると思っていた。

新しいシステムを立ち上げるための準備作業で、今、足りないもの。
それを探していた。

業務の知識やシステムの考え方は、先輩から教わることが出来たが、
自分から与えられるモノは何か?



システムの開発が進み、テストの準備段階になった頃、
テストのためのデータ整備、マスタの整備に、とても時間が
かかっていることに氣づいた。

「ツール(道具)を使えば 短時間で出来るんじゃないかな?」
と思い、提案してみたら、そのツールを作れる人がいないことがわかった。

「あ これだ」

そこから、マイクロソフトの「ACCESS」と「EXCEL」を使って
データ整備のツールを作成し始めた。

データベース・ソフトの「ACCESS」は、あまり使ったことがなかったので、
本を読んで勉強したり、インターネットで情報を得たりしながら
ツールをコツコツと作っていった。

それを広めていくと、次第に、「そのツールを使いたい」という人が増え始めた。

ツールの使い方を説明したり、EXCELの使い方を教えたりしていうちに、
「マスタ整備のことは あの新しいヤツに聞け」
という雰囲気が出来てきた。

他部門の人と仲良くなることができて、社員食堂であいさつする人も増えてきた。



ようやく自分の居場所が確保できてきて、仕事も面白くなってきた。

しかし、残業時間が少しづつ増え始めていた。

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「お仕事と家族の問題(2)」へ 続く 

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